お金の話…警察取り調べ編!
昨日のブログ更新で思い出しちゃったので書いておきます。
数年前、ぼくの銀行口座の一つが
「オレオレ詐欺」のトンネル口座に使われました。
まあ、警察やら銀行やらいろいろ大変だったのですが、
どうやらこいつは仲間じゃない、
あんなに話題になっているにもかかわらず
釣り画面にネットバンキングの第二暗証番号をいれてしまったおバカさんだと認定され、
その後、同口座を閉鎖して新しい口座を作りました。
で、警視庁サイバー犯罪課の刑事さんがぼくの部屋にやってきたときのお話です。
二人で来るのですね、やはり。
前日に電話でやりとりしてましたので、朝方踏み込まれたとかではありません。
一応、任意とのことでした。念のため(笑)
また、ドラマのように強面のベテランと若手刑事というわけでもなく、
徳島から出張してきた40代と警視庁の30代の二人でした。(年下…)
直接被害は徳島であったらしいのですが、
ネットのことですのでその後の送金ルートは全国にまたがっているようです。
ぼくの口座はそのルートの3番目とのこと。
犯人の目星はついているようなので、
察するに、ぼくがその仲間ではないのか、というのが焦点の様子でした。
徳島刑事「この口座は普段どのような用途で?」
ぼく 「主宰する演劇団体のお金を管理してます。」
警視庁 「時折、大きな額を出し入れしてますがどういうこと?」
ぼく 「ああ、それは公演があったときです。」
徳島 「入場料ですか。で、それを支払いにあてていると。」
ぼく 「ええ。」
警視庁 「一連の出し入れがたいてい0円で終わっているのは?」
ぼく 「全部払ったということです。」
徳島 「大変ですね。」
ぼく 「大変です。」
警視庁 「ヤナイさん自身にここから振り込みがありませんが、自分の分は別口座に?」
ぼく 「別口座はありますが、そこに振り込んではいません。」
警視庁 「え?」
ぼく 「えっと…、0ですから…。」
警視庁 「なるほど…。」
徳島 「大変ですね…。」
ぼく 「大変です…。」
警視庁 「まあ、明らかですね…。」
何がだろう? と思いましたが
どうやら納得してくれたご様子。
ちなみに刑事さんたちは二人とも演劇を見たことがないそうで。
ぼく 「じゃあ、ぜひ今度!」
徳島 「そうですね、機会があれば。」
ぼく 「DM送りますよ!」
警視庁 「いや、それは…」
徳島 「私、徳島ですから…」
見たことない人たちが全国にたくさんいる!
演劇、頑張っていきましょう〜!(笑)